書籍 人口から読む日本の歴史 鬼頭宏 著

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この本では、日本の文明の変遷を、歴史人口学の観点で解釈しています。
学術的な内容なので、あまり、一般向けではありませんが、日本の人口の変化やその背景について興味のある方はお勧めです。


上のリンクにもありますが、「江戸時代後半の農民は重い貢租を課せられて、食うや食わずの生活を送っており、堕胎や間引き(生まれた子どもをすぐに殺すこと)が広く行われていたうえに、度重なる飢饉と流行病に襲われて、人口は停滞した」と言うような教科書的な解釈は、歴史人口学の研究により、否定されつつあるようです。