2012/5/15 の米国債イールドカーブ 1.67 ↓

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年5月15日)、黒線が、一ヶ月前(2012年4月16日)のイールドカーブです。

この一ヶ月間に、ギリシアの選挙結果による欧州債務危機の懸念が再燃した結果、安全資産の債券に資金が向かい、中長期の金利が大きく低下しました。
短期の金利は、既に限度まで低下している為、イールドカーブは、フラット化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.06%
10Y:1.73%
Spread:1.67(前月比:-0.25)
2ヶ月連続のイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドが2%を大きく下回っていることから、景気回復の速度がさらに減速していると考えられます。
今後、1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りませんが、実感の乏しい低成長が続くと考えられます。