2012/4/5 イールドカーブ形状分析 景気拡大進捗率 50% →

StockChart

上のチャートは、現在の米国債のイールドカーブと最も形状が似ているイールドカーブを、２００４年の景気回復期から、目視で選び出して比較したものです。

【グラフ左側】
黒線・・・２００４年１１月９日におけるイールドカーブ
赤線・・・２０１２年４月５日におけるイールドカーブ
【グラフ右側】
米国株のＳ＆Ｐ５００指数の推移で、赤い縦線が、２００４年１１月９日の位置です。

【Ｓ＆Ｐ５００指数の比較】
２００４年１１月９日・・・１１６４．０
２０１２年３月６日・・・１３９８．０

イールドカーブの形状から見て、現在は、景気循環の中で、２００４年１１月９日と、ほぼ、同じ位置にあると考えられます。

【景気拡大進捗率の計算】
景気の底・・・２００１年１１月
景気の山・・・２００７年１２月
全期間・・・７４ヶ月（＝６年２ヶ月）
景気の底～２００４年１１月・・・３７ヶ月（＝３年１ヶ月）
景気拡大進捗率・・・５０％（＝３７／７４）

◆◆◆

この一ヶ月でやや中長期の金利が上昇したものの、４ヶ月前から、イールドカーブの全体的な形状に、殆ど変化は見られません。
Ｓ＆Ｐ５００指数も、１ヶ月前から５０ポイントほど上げていますが、膠着状態です。
債券・株式ともに、動きの少ない状態が続いています。