2012/3 世界のコーン需給 在庫率 14.3% ↓

米農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2012年3月)によると、期末在庫率は、前月から0.1%減の14.3%となりました。


生産量:864.96(+4.3%)
消費量:869.49(+3.0%)
期末在庫量:124.53(-3.5%)
期末在庫率:14.3%(-1.0ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
大きな変更なし

【需給】
生産量は、米国・アルゼンチンでの夏期の高温・乾燥等による減産はあるものの、中国、ウクライナ等で天候に恵まれ史上最高となり、ブラジルでも夏作の高温・乾燥の影響を冬作の作付増でカバーし史上最高となり、世界全体でも史上最高の見込み。一方、中国の堅調な飼料用需要等から、世界の消費量も増加する見込み。世界の生産量は消費量を下回り期末在庫率は低水準。米国においても期末在庫率は6.3%と前年度(8.6%)より低下。

【価格】
2012年1月以降、米国需給報告で米国の生産量が予想を上回ったこと等から一旦値を下げたものの、南米の作柄が改善されないこと等から、現在6ドル/bu半ばで推移。