米国建築家協会（ＡＩＡ）から、２０１１年１１月の米国の非住宅建設ＡＢＩ指数（建築請求指数）が発表され、前月比２．６ポイント増の５２．０ポイントとなりました。
拡大・縮小の分かれ目となる５０を、３ヶ月ぶりに上回りました。
上のグラフは、１９９６年からのＡＢＩ指数（建築請求指数）の推移です。
２０１１年は、米国の法定債務上限の引き上げを巡る政治的混乱と、欧州のソブリン債務問題の深刻化で、二度、５０を下回りましたが、また、拡大基調に戻ってきました。
ＡＢＩ指数（建築請求指数）は、「非住宅部門（ホテル、オフィスビル、学校、病院など）の建築活動の先行指標です。
商業用ビルのデザインなどの請求増減を調査したもので、商業用不動産の９～１２カ月後の建築活動を示す先行指標とされています。
