差し押さえた住宅の解体を進める米国の銀行

イメージ 1

Market Placeから、米国の銀行が、住宅ローンの担保として、差し押さえた住宅を販売せずに、廃棄する割合が増えているというニュースです。


・米国の住宅は、供給過多と需要不足という問題を抱えています。

・銀行の差し押さえた住宅や放置された住宅があまりにも多く、住宅の売却は、至難の業です。

オハイオ州のように、住宅を改修して売却するよりも、解体した方が安くつくと判断する銀行が、目立ってきました。

・個人のように、余裕が無くなった銀行が、Walk Awayを始めました。

・放置された住宅の価値は著しく下がる為、資金を投じて改修して販売するよりも、解体した方が、安くつくからです。

・しかし、地域社会はこの方法を好みません。住民が再び戻って、成長につながる可能性が無くなるからです。

・銀行のモラルを問う声もあります。

・銀行は、住宅ローンの支払い条件の変更を拒絶し、住宅を差し押さえたにも関わらず、多くの住宅は空家のままで、やがて、解体するからです。

・一部の銀行は、元の住民の支払い条件の変更に応じて、住み続けさせた方が、得策であることに、今になって、気が付き始めました。

◆◆◆

個人として納得出来ない面もありますが、このような動きが広がれば、過剰な住宅在庫が減る事になり、住宅全体としては、良い方向に進みます。