2011/9 世界の大豆需給 在庫率 23.9% ↑

米農務省が発表した世界の大豆需給報告(2011年9月報告)によると、期末在庫率が、前月より0.7%増の23.9%となりました。


供給量:258.99(-1.9%)
消費量:262.24(+3.8%)
在庫量:62.55(-9.1%)
在庫率:23.9%(-3.3ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
なし

【需給】
生産量は、アルゼンチンで増加するも、ブラジル、米国で減少することから、世界全体で前年度よりわずかに減少し、消費量を下回る見込み。なお、中国の需要は依然、高水準。

【価格】
2011年2月以降、ブラジル等での大豆の豊作見込みや、需要減退懸念から価格はほぼ横ばいに推移した。5月に低温多雨による米国の作付遅れで一時上昇した価格は、6月以降米国の作付けが進捗したことから値を下げた。7月以降、とうもろこしの上昇に追随したものの、南米産の輸出需要の停滞や、米国で開花期の天候が良好に推移すると見込まれることから値を下げた。8月以降、米国で土壌水分不足による低単収見込みから、現在14ドル/bu前半で推移。