風力発電の問題点

47Newsの記事を参考に、風力発電の問題点をまとめてみました。
クリーンだけど頼りない=風力発電の可能性

風力発電の問題点】

1.立地および環境の問題

・日本には、風力発電に適した拓けた陸地が少ない。

・大型の風力発電機にはかなりの騒音がある。

低周波音は健康被害もある。

・大型の風力発電機は、威圧感があり、景観を損なう。

・海岸線に多数の風力発電機を設置すると、内陸部の気候に影響が出る恐れがある。

2.耐久性の問題

風力発電の原動機は、寿命が比較的短い。・・・15年~20年

・日本では、欧州と比べて、落雷や強風による故障やブレード(羽部分)の破損の可能性が高い。

3.送電網の問題

・風力で発電した電力を送電網に流す場合、風が弱い時に、電力が低下するのを避けるために、常に、火力発電や原子力発電をバックアップとしてスタンバイさせておく必要がある。

・風が強い時にも、風力発電から過大な電力が送電網に流れて、送電設備が破壊される危険性があるために、風力発電からの送電を遮断して、瞬時に、火力発電や原子力発電に切り替える必要がある。

・従って、風力発電が増えるほど、送電網の管理が複雑になり、事故の発生する可能性が高くなる。

・また、風力発電が増える度に、同規模の火力発電や原子力発電をバックアップとして用意する必要があるために、二重投資でコストが膨らんでしまう。

以上のように、問題の多い風力発電ですが、以下のようにメリットもあるので、普及のための技術革新を期待したいと思います。

風力発電のメリット】

二酸化炭素を排出しない。

・事故や故障のリスクが分散される。

・小型のものは、送電時のロスが小さい。

・送電網に接続せずに、分散型電源として使用した場合は、運用コストが安い。