急増するサウジのリグカウント

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The Oil Drum の記事によると、サウジやクウェートなどのOPEC加盟国は、必死に増産に動いているようです。


上のグラフは、2000年1月から、直近までのサウジ、クウェートアブダビカタールのリグカウントの推移です。折れ線グラフは、原油生産量の推移です。

これを見て、まず、分かるのは、2011年に入って、原油価格が高騰すると、これらの国のリグカウントが急増していることです。

すなわち、原油価格の高騰を抑えるために、必死に掘削本数を増やしていることが分かります。

さらに、もっと問題なのは、原油の生産量の方は、殆ど伸びないということです。
おそらく、容易に生産開始できる油田が少ないことや、既存の油田の減退率が大きいことが、原因として考えられます。

今後、これらの国の生産量が増える事も考えられますが、これまで、余剰生産量といわれていたものが、それほど、簡単に増産できる代物では無かったことが、証明されたような気がします。