2011/6 街角景気 現状DI 49.6 ↑

内閣府が発表した2011月6月の景気ウォッチャー調査(街角景気)は、現状判断DIが、前月よりも13.6ポイント上昇して、49.6となりました。
三ヶ月連続の上昇で、良い悪いの分かれ目である50に急接近しています。

先行き判断DIも、前月よりも4.1ポイント上昇して、49.0となりました。
被災後の復旧需要や消費マインドの回復が期待されているものと見られます。

基調判断については、「景気の現状は、東日本大震災の影響による厳しさが残るものの、持ち直しの動きがみられる」として、2ヶ月連続で上方修正されました。

現状判断DI: 49.6(+13.6)
先行き判断DI: 49.0(+4.1)

括弧内は、前月比。


【個別DI】

・現状判断DIでは、全ての項目が40ポイントを上回り、サービス関連と雇用関連が50ポイントを上回りました。

・先行き判断DIでも、全ての項目が40ポイントを上回り、サービス関連と雇用関連が50ポイントを上回りました。

・原材料などの供給不足が解消されつつあり、生産活動が回復していることが企業動向の上昇要因。雇用では、生産活動回復に伴う求人増加が上昇要因となりました。

        指数 前月比
●現状判断DI 49.6 13.6
家計動向関連 49.8 13.5
小売関連 49.9 11.5
飲食関連 48.2 17.9
サービス関連 50.8 17.2
住宅関連 46.8 10.9

企業動向関連 47.3 12.6
製造業 48.8 12.5
非製造業 46.5 13.2
雇用関連 53.4 16.8

●先行き判断DI 49.0 4.1
家計動向関連 47.9 3.1
小売関連 47.7 -0.4
飲食関連 45.3 16.1
サービス関連 50.3 4.2
住宅関連 41.5 -1.6

企業動向関連 48.9 5.6
製造業 49.5 4.9
非製造業 48.6 6.1
雇用関連 57.0 7.7


注)右端は前月比