米・労働省が発表した2011年6月第2週の米国の新規失業保険申請件数は、前週(改定値)から1,6万件減少して、41.4万件となりました。
新規申請件数の4週移動平均は、前週と変らず、42万4750件となりました。
上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数(四週移動平均)の1971年からの推移です。
米国の雇用が本格的に回復するためには、失業保険の新規申請者件数が、継続して40万件を下回る必要があります。
しかし、現状では、40万件を上回る数値が継続していることから、震災や原油高の影響で、米国の雇用環境が一時的に悪化していると考えられます。