2011年 米・住宅過剰在庫減少率(試算) 30.3%

ブルームバークが、今年の米国の新規世帯形成数が、2007年以来の高さになるとの見通しを伝えています。


このUBSのMaury Harris氏とIHSのPatrick Newport氏の見通しによると、2011年の米国の新規世帯形成数は、75万戸から100万戸になるとのことです。

この見通しを参考に、米国の住宅の過剰在庫が、2011年にどの程度、減少するかを試算してみます。

1.当初の過剰在庫

2011年1Q末時点で、住宅の過剰在庫は、140万戸と見積もられます。
2011/1Q 米・住宅過剰在庫 140万戸 ↑

2.新規の世帯形成数

上の見通しの中間値を採ると、87.5万戸となります。

3.新規供給件数

CR氏の見積もりでは、2011年の追加数は、45万戸です。
Housing: On pace for Record Low Completions in 2011

4.2001年末の過剰在庫

上のデータから計算すると以下のとおりです。

140万戸 - 87.5万戸 + 45万戸 = 97.5万戸

5.2001年における住宅過剰在庫の減少数と減少率

140万戸 - 97.5万戸 = 42.5万戸(-30.3%)