全米リアルター協会（ＮＡＲ）から、２０１１年３月の米国の中古住宅販売と中古住宅在庫が発表されました。
中古住宅販売戸数は前月比で、３．７％増加し、季節調整済みの年率換算で５１０万戸となりました。
中古住宅在庫は前月比１．５％増の３５５万戸となりました。
中古住宅在庫は前月比１．５％増の３５５万戸となりました。
上の最初のグラフは、１９９４年からの中古住宅販売の推移です。
ニ番目のグラフは、２００２年からの中古住宅在庫の推移です。
中古住宅の在庫は、２００５年以前の平均値（約２２５万戸）と比べて、約１．６倍の水準に在ります。
通常、季節要因で、３月の中古住宅在庫は、増加する傾向があります。
前年同期比では、２．１％減となっています。
前年同期比では、２．１％減となっています。
三番目のグラフは、中古住宅在庫が販売数の何ヵ月分に相当するかという供給月数の２００１年からの推移です。
現在の販売ペースでは、８．４月分と、販売増で先月よりも低下しています。
ただし、過去の平均（約６ヶ月）と比べて、依然、高水準となっています。
現在の販売ペースでは、８．４月分と、販売増で先月よりも低下しています。
ただし、過去の平均（約６ヶ月）と比べて、依然、高水準となっています。
供給月数が６ヶ月を上回ると、住宅価格に下落圧力がかかると言われており、今後も、住宅価格が下落すると予想されています。
市場には、依然として過剰な中古住宅在庫が大量に存在しており、住宅投資が景気拡大に貢献するのは、かなり先のことになりそうです。
