リビアの原油生産量と国内消費量の状況

上のグラフは、２年前に、Luis de Sousa 氏が、ＴＯＤに発表したリビアの歴史と原油生産の状況報告(Libya and World Oil Exports)から抜粋したものです。

上から順に、以下のデータをグラフ化したものです。

１．リビアの原油生産量の推移と予測
２．リビアの人口の推移と予測
３．リビアの原油の国内消費量の推移と予測
４．リビアの原油輸出量の推移と予測

原油の生産量が殆ど伸びない中で、人口の増加と生活水準の向上に従って、国内の消費量が急速に増加し、その結果、輸出に回せる原油が少なくなります。

リビア経済は、殆ど原油輸出に依存しているので、輸出の減少による外貨収入の減少は、食糧の購入の減少など、国民生活を直撃し、政府に対する不満が高まります。

また、このような状況は中東各国で共通に見られるものです。