2011/1 世界のトウモロコシ需給 (USDA報告)  期末在庫率 15.2%

世界のトウモロコシ需給 (USDA 2011年1月報告

生産量:816.01(+0.5%)
消費量:836.12(+2.9%)
期末在庫量:127.00(-13.7%)
期末在庫率:15.2%(-2.9ポイント)

単位:百万トン
括弧内は対前年度比

【前月からの主な変更点】
米国で単収の下方修正により生産量を下方修正。

【需給】
米国で単収の減少により、生産量は前年度に比べ減少し、消費量は飼料用、エタノール向けの需要増から増加する見込み。期末在庫率は5.5%と15年ぶりの低水準。世界の生産量は、中国の生産の回復等から史上最高となるも消費量を下回る見込み。

【価格】
中国の輸入需要や、米国の6月末の在庫報告と実作付面積報告が市場予想を下回ったこと、7月以降、小麦の騰勢や小麦の代替飼料としての輸出需要等を反映し値を上げた。10月以降米国の生産量が大幅に下方修正され、需給が引き締まったことから再び値を上げが、大豆価格の低下に追随し値を下げた。その後、アルゼンチンでの生育期の高温乾燥懸念から値を上げ、2011年1月現在、6ドル/bu近くで推移。