以前にも、このブログで紹介しましたが、一部の専門家の間で、
原油の供給には、日量8800万バレルの壁があって、供給量がそのラインに近づくと、コスト増で急激に
原油価格が上昇すると、言われています。
2008年の7月に
原油価格が1バレル140ドルまで高騰した時も、この日量8800万バレルに接近した事が原因だと言われており、最近、再びそのラインに近づいていることが、
原油価格上昇の原因と考えられます。
【供給面】
直近(2010年3Q)の
原油供給量は、日量8690万バレルで、需要期を迎えた4Qには、日量8700万バレルを超えてくると思われます。
【需要面】
IEAは世界の
原油需要予測で、2011年2Qに、日量8800万バレルを超えることを予測しています。
【2011年予測】
現時点では、豊富な
原油在庫があるので、供給量の急拡大は考えられませんが、2011年の後半には、需要に追いつくために、供給量も日量8800万バレルに接近すると考えられます。
2011年以降、
原油価格が急騰する可能性が徐々に高まっていると考えられます。