2011年の肥料の需給見通し

2011年の肥料の需給見通しが報告され、需要の増加と在庫の低下が確実な情勢です。


・Blue, Johnson and Associates社のTom Blue氏は、米国の2011年の肥料の需要は、数年の低迷から平年並みに戻ると見ています。

・Tom Blue氏は、米国の2011年の窒素の需要は、1290万トンとなり、2007年と同レベルと考えています。

・リン酸の需給も逼迫すると考えられます。

・米国のリン酸の生産者の在庫は、歴史的な低水準にあります。

・ポタッシュ社のKelly Davey氏によると、5年間のリン酸の平均在庫は、100万トンでしたが、今期末には、65万トンまで低下する見込みです。

カリウムの需要も2009年の低迷から大きくリバウンドする見込みです。

・モザイク社のMike Rahm氏によると、需要の増加によって、北米のカリウム在庫は、引き下げられ、7月に始まる肥料年度では、2009/10年度の期首在庫が400万トンだったのに対して、2010/11年度の期首在庫が250万トンとなり、現時点では、150万トンまで低下しています。