2010/11/1週 米・失業保険週間申請件数 43.5万件

米・労働省が発表した２０１０年１１月第１週の米国の新規失業保険申請件数は、前週から２．４万件減少して、４３．５万件となりました。
２週間ぶりの減少です。

新規申請件数の４週移動平均は、前週よりも１万件減少して、４４万６５００件となりました。
この数値は、リーマンショック前の２００８年９月以来の低さです。

上のグラフは、米国の失業保険週間申請者数（四週移動平均）の２０００年から現在までの推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Initial Unemployment Claims decrease to 435,000

昨年末から、４５万件前後の水準がほぼ維持されて来ましたが、１０月以降、やや、改善が見られています。
これは、クリスマス商戦の為の臨時雇用が増えていることが原因だと思います。
年明け以降も、改善が続くかどうかが、米国経済の成長の鍵となります。

なお、米国の雇用が本格的な回復基調に転じるためには、失業保険の新規申請者数が、４０万件以下まで低下することが必要になります。