ラニーニャの影響によるブラジルの干ばつ被害の大きさが明らかになってきました。
・9月20日のアマゾン川の水位が、18mと、1963年以来の低さとなりました。
・北部ブラジルの食料、燃料、医薬品の水上輸送に混乱が出ています。
・南東部では、コーヒー、サトウキビ、オレンジの生産に被害が出ています。
・農家は、今後、最低一ヶ月間は、雨を待ちわびることになると予想されています。
・Cooxupe地方の降水量は、8月までの5ヶ月で、85.2ミリでしたが、これは、49年平均の212.3ミリの半分以下です。
・2011年のサトウキビ生産は、この11年間で初めて減少するかもしれません。
・今年度のサトウキビ生産量は、5.7億トンでしたが、次年度は、5.3億トンから5.6億トンの間と見られています。
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干ばつで、ブラジルとアルゼンチンの大豆の生産にも影響が出ることが懸念されています。