2010/6 米・設備稼働率 74.1%

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FRBが発表した米国の2010年6月の米鉱工業生産指数は、前月比0.1%上昇し、鉱工業設備稼働率は、前月と変らず、74.1%になりました。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Industrial Production, Capacity Utilization mostly flat in June

米国の製造業の生産量回復の勢いが、緩慢になってきました。
7月以降はさらに、減速すると考えられます。

設備稼働率は、長期平均(80%超)からは、5%以上低い水準にあり、インフレ圧力が弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めて、政策金利の引き上げに動きますが、その段階はかなり遠いと言えます。