2010年4月の米国のマネタリーベースは、前月比で2.7%の減少となりました。
2ヶ月連続の減少となります。
また、前年同月比では、14.3%の増加です。
2ヶ月連続の減少となります。
また、前年同月比では、14.3%の増加です。
上のグラフは、米国の最近10年間のマネタリーベースの推移です。
【2010年4月の米国マネタリーベース】
2043.9(+14.3%)
2043.9(+14.3%)
単位:10億ドル
括弧内は対前年同月比
括弧内は対前年同月比
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FRBによる住宅ローン債券の買い取りが終了したことから、マネタリーベースが減少していると考えられます。
当初は、今回の住宅ローン債券の買い取りの終了によって、住宅ローン金利が上昇することが懸念されていましたが、欧州の債務危機の発生で、米国債が買われて、長期金利が低下している為に、これに連動している住宅ローン金利は、逆に、史上最低水準まで低下しています。
個人的には、数ヶ月先の金利水準を予測することは、不可能だと再認識しています。