日本企業がオーストリアで汚泥からリンを回収するプラントを立ち上げているというニュースです。
企業名は不明ですが、この記事を読むと、既に汚泥からリンを回収するところまで成功しているようです。
この場所は、オーストリアのレオベン(Leoben)という所で、廃坑となった鉱山の跡地で、ここに、ウィーン市などが下水汚泥を運んで廃棄しています。
上の図(拡大図は上のリンク先を参照)にあるように、リン鉱石の生産量は、2030年頃にピークアウトすると予想されています。
また、リン鉱石の埋蔵量は、中国、モロッコ、ヨルダン、南アフリカの4ヶ国に偏在しています。
また、リン鉱石の埋蔵量は、中国、モロッコ、ヨルダン、南アフリカの4ヶ国に偏在しています。
今後、食糧需要やバイオ燃料の生産が拡大すると、ピークアウト時期が早まる可能性もあります。
従って、日本や欧州など、輸入のリン鉱石に依存している国は、リサイクルを真剣に考えるときが近づいています。