中国によるオーストラリアの農地取得が半年間で約10倍に

中国がオーストラリアでの農地取得を急速に増やしているというブルームバーグのニュースです。


・オーストラリア政府が住宅地取得の規制を緩和したために、中国がこの6ヵ月間で、農地取得を10倍に増やしました。

・現地でランドマーク・オペレーション社を経営するジオフ・ヒクソン氏によると、「中国人は、大規模な牧牛場に関心がある。彼らは、現金を積み上げて、金融的な利益機会を狙っている。」とのことです。

・ランドマーク・オペレーション社のような不動産会社は、最近、中国語の通訳を使っています。

・先週も、購入見込みの客に、クィーンズランド州の405ヘクタールの牧牛場を見せました。

・不動産代理業のジョン・バーク氏によると、「クィーンズランドの綿花畑を、先週、1500万豪ドルで中国人バイヤーに売った。彼らは、非常に金持ちで、牛肉や綿花、穀物などの安全な資産を求めている。」とのことです。

・一方で、住宅に対する規制緩和で、住宅価格が上昇しています。メルボルンでは、22.5%、シドニーでは、14%、全国的には、14.4%の上昇となっています。

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オーストラリアの政策金利の引き上げは、こんなところにも理由があるようです。