プラチナの価格高騰によって、自動車部品の盗難が増えている

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Market Place から、プラチナの価格高騰によって、米国で自動車部品の盗難が増えているというニュースです。


・貴金属で高騰しているのは、金だけではありません。

・プラチナも同様に高騰しており、それが、様々なトラブルを引き起こしています。

・ブルックリンのメカニックのミッチェル・ゼルマン氏のところに、一年前に顧客から故障を見て欲しいとの電話がありました。

・顧客のホンダ車が、大きな騒音を発生するということでした。

・ゼルマン氏がその車の底を調べると、そこに、大きな空間が空いていました。

・それは、故障ではなく、排気ガスを浄化するコンバータが盗まれていたのでした。

・盗んだコンバータを取引する闇市場も存在します。コンバータの中にある触媒のプラチナが目当てです。

・ゼルマン氏は、他にも同様のコンバータの盗難を、一年間で6件も見つけました。

・プラチナは、指輪などの宝飾用だけでなく、このような触媒としての用途が6割を占めます。

・世界的に毎年、6000~7000万台の新車が造られているので、プラチナの需要も高まっています。

・プラチナの主要生産国は、中国、ロシア、南アフリカです。

・ロシアはプラチナの価格が下がると、輸出を遅延させて価格を維持しようとします。

南アフリカは、電力不足の問題で、生産障害が頻繁に発生しています。

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通貨不安が高まって、金価格が上昇すると、同じ貴金属のプラチナも値上がりします。
さらに、景気が回復して、触媒としての需要が高まると、さらに、プラチナの価格上昇が見込まれるということのようです。