●WikiPedia等で理由を調べて以下にまとめました。
各国の外貨準備の増減は、経常収支、資本収支とともに、国際収支統計表の中で公表されています。
作成の際は簿記と同様の複式計上方式をとっている点が特徴で、取引が記録される際は必ず貸方と借方に同額の計上がなされます。
(計上の具体例)
輸出により代金を受け取った
(貸)輸出(貿易収支)××× /(借)現預金(投資収支)×××
輸入により代金を支払った
(貸)現預金(投資収支)××× /(借)輸入(貿易収支)×××
政府が、外貨買い介入を行った。
(貸)現預金(投資収支)××× /(借)外貨準備 ×××
注)収支会計であるために、貸方を左に、借方を右に記載されます。
このような、複式計上により、経常収支+資本収支+外貨準備増減は常にゼロとなります。
さらに、各国の統計を同時点で合わせると、貿易収支やサービス収支がバランスします。
さらに、各国の統計を同時点で合わせると、貿易収支やサービス収支がバランスします。
もし、各国の政府が、意図的に自国の外貨準備の数字を操作すると、バランスが合わなくなるか、バランスを合わせたとしても、貿易収支などが、取引相手国と合わなくなり、不正が分かってしまいます。
従って、外貨準備は政府統計の中では、信頼性が高く、政府が嘘を付けない数少ない統計の一つだと言えます。