その分科会の国際銅研究会ICSGで、2009年と2010年の世界の銅需給について、報告がありました。
【世界の銅需給】
(2009年)
鉱石生産量 15,834.6(+2.9%)
地金生産量 18,301.5(+0.4%)
地金消費量 17,724.7(-1.6%)
需給バランス +367.9
(2009年)
鉱石生産量 15,834.6(+2.9%)
地金生産量 18,301.5(+0.4%)
地金消費量 17,724.7(-1.6%)
需給バランス +367.9
(2010年)
鉱石生産量 16,890.9(+6.7%)
地金生産量 19,674.9(+7.5%)
地金消費量 17,679.0(-0.3%)
需給バランス +539.3
鉱石生産量 16,890.9(+6.7%)
地金生産量 19,674.9(+7.5%)
地金消費量 17,679.0(-0.3%)
需給バランス +539.3
単位:千トン
括弧内は対前年比
括弧内は対前年比
地金の消費量は、2009年に中国が備蓄を積み増した影響で、2010年は、若干、減少する見込みです。
鉱石生産量は、新規鉱山の生産開始と生産調整中の鉱山の回復で、2010年は、大幅に拡大する見込みです。
地金生産量は、精錬所の能力拡大で、これも、大幅に拡大する見込みです。
2010年に向けて、需給は緩み気味となる予測ですが、景気回復の程度によって、OECD諸国の需要が上振れする可能性もあると思います。