・金価格の高騰を受けて、世界の鉱山会社は、金の産地ならば世界中どこにでも、進出を目指しています。
・アフリカのガーナは世界でもトップクラスの産出国の一つで、その一部はかつて黄金海岸と呼ばれていました。
・しかし、そんな状況でも、地元民に常に恩恵があるとは限りません。
・現在、世界の220社がガーナで探鉱活動を行っています。
・鉱山から出た大量の残渣を廃棄する場所を確保するために、地元の農民が移住させられています。
・その方法は、住民を騙して契約するなど、悪質なものです。
・米国のニューモント社は、1エーカー当たり1400ドルの補償金を支払っていますが、農民の失った利益はそれをはるかに上回っています。
・その一方で、建設業や飲食業などで、鉱山会社の進出に期待を寄せている住民もいます。
・先月、ニューモント社は、シアン化合物の流出事故を起こしました。鉱山から出る汚染物質による公害も懸念されています。
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世界中の鉱山、炭鉱、油田で同じような問題が生じています。