1単位のエネルギーを作るのに必要な水の量

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上の表は、1メガワットアワーのエネルギーを作り出すために必要な水の量(リットル)を、少ない順にリストアップしたものです。
出典は、サイエンス誌のRobert F. Service 氏の記事で、オリジナルのデータは、Environmental Science & Technologyです。


上の表を翻訳すると、以下のとおりです。

【1メガワットアワーのエネルギー生産に必要な水の量】
石油抽出 10-40
石油精製 80-150
オイルシェール表面処理 170-681
天然ガス発電(クローズ式冷却) 230-30,300
石炭ガス化複合発電 900Max
原子力発電(クローズ式冷却) 950Max
地熱発電(クローズ式冷却) 1900-4200
原油増進回収 7600Max
天然ガス発電(オープン式冷却) 28,400-75,700
原子力発電(オープン式冷却) 94,600-227,100
コーン・エタノール生成 2,270,000-8,670,000
大豆バイオディーゼル生成 13,900,000-27,900,000

単位:リッター

バイオ燃料は、栽培過程で大量の水が必要になるので、環境負荷が大きくなります。
水を必要としない風力発電太陽光発電は、環境負荷も小さいと言えます。
ただし、太陽光発電半導体の製造工程で大量の水が必要となるので、これを考慮すべきでしょう。