上の最初のグラフは、米国のクレジットカードなどの消費者信用残高の推移です。(過去12ヶ月分の前年同期との比較)
このように、米国民は、クレジットカードの使用を控えて、借金を急速に減らしています。
従って、
個人消費の急速な回復は望めない状況だと言えます。
また、貸し出しの減少によって、銀行の
信用創造機能が落ちていることが予想されます。
FRBが
ベースマネーを増やしても、企業や個人への貸し出しではなく、
国債の購入などに回り、金融システムの中に、マネーが滞留してしまっているのではないかと考えられます。