2009/08 米国・消費者信用残高 前年比マイナス5.81%

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上の最初のグラフは、米国のクレジットカードなどの消費者信用残高の推移です。(過去12ヶ月分の前年同期との比較)

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、グラフをクリックしてください。
Consumer Credit Declines Sharply in August

8月の消費者信用残高は、年率換算で5.81%と7月に続いて予想以上の大きな落ち込みを見せています。
8月米消費者信用残高は119.8億ドル減、予想以上の減少

このように、米国民は、クレジットカードの使用を控えて、借金を急速に減らしています。
従って、個人消費の急速な回復は望めない状況だと言えます。

また、貸し出しの減少によって、銀行の信用創造機能が落ちていることが予想されます。

FRBベースマネーを増やしても、企業や個人への貸し出しではなく、国債の購入などに回り、金融システムの中に、マネーが滞留してしまっているのではないかと考えられます。