インド 洪水被害の対応のため、穀物の輸出禁止措置を延長

インドの洪水の被害が深刻になってきました。
最新のニュースでは、250人以上が死亡し、数百万人が自宅からの非難を余儀なくされているとのことです。


さらに、農産物への影響も出てきました。
下は、洪水の被害に対応するために、インド政府が小麦などの穀物の輸出禁止措置の継続を決定したというニュースです。


・世界第二位の小麦の生産国であるインドは、洪水被害による食糧不足を回避するために、穀物の輸出禁止措置を延長することにしました。

・インドでは、既に、モンスーン期の干ばつによって、米とサトウキビの収穫量が落ち込んでいます。

・砂糖は、2009/10年度に800万トンの供給が不足します。

・米は、直ちに、輸入関税が70%カットされる予定です。

・小麦は、100万トンの政府在庫が10月以降、各州に放出される予定です。

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フィリピンでも台風による稲作への被害が出ており、今後、穀物の国際価格への影響が出て来ると思います。