マレーシアやインドの天候不順で、コショウの国際価格が上昇

生産国の天候不順の影響で、コショウなどのスパイス類の国際価格が、上昇しています。


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コショウなどスパイス類の国際相場が上昇している。マレーシアやインドなど主産国の収穫量が天候不順の影響で減少しているためだ。ここ数年、減産傾向が続いた影響で在庫水準も低下している。産地の輸出業者が生産者から買い入れる価格も上昇傾向にあり、市場には先高観が強い。

代表的なスパイスである黒コショウはマレーシア産の輸入価格が現在、1トン4400ドル前後(運賃込み)。直近の安値の2月に比べて約36%高い。急上昇の反動で8月に入って一部に安値の成約も出たが売り物が少ない状態だ。カレー粉などに使うインド産ターメリックも同2300~2400ドル(同)前後と、前年同期に比べ3割強高い水準だ。(日経新聞
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今年は、穀物の生産は順調ですが、コーヒーやカカオ豆、茶、砂糖などのソフトコモデティやスパイス類の生産が軒並み不作です。