上のグラフは、米国の失業保険申請者数(四週移動平均)の1971年から現在までの推移です。
2009年8月第4週の新規失業保険申請者数は、前週よりも1万人減って、57万人となりました。3週間ぶりの減少です。
新規申請者数の四週移動平均は、前週よりも4千750人減って、20週前のピークからは、9万2千500人の減少となりました。
新規失業保険申請者数がピークアウトしていることから、米国の景気後退は、既に終了している可能性が高いと言えます。
しかし、グラフを見て分かるように、雇用保険の新規申請者数は、過去と比べて、非常に高い水準に在り、全体の雇用者数も減少中です。
CR氏によると、全体の雇用者数の減少が止まるには、雇用保険の新規申請者数が、40万人以下になる必要があるということです。