米国の6月の主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数(ケースシラー指数)は、前年比で、15.4%低下した一方で、前月比では、1.4%上昇しました。季節調整済みの指数も、前月比で0.7%上昇しました。
前月比を比較すると、4月がマイナス0.6%ですが、5月がプラス0.5%となり、二ヶ月連続の上昇です。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
グラフから住宅価格が底入れしているように見えます。
しかし、CR氏の考えでは、住宅価格は、まだ、これから、10%から20%下落するようです。
しかし、CR氏の考えでは、住宅価格は、まだ、これから、10%から20%下落するようです。
二番目のグラフは、収入に対するケースシラー指数の推移を表したものです。
拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
House Prices Real Prices, Price-to-Rent, and Price-to-Income
House Prices Real Prices, Price-to-Rent, and Price-to-Income
グラフを見て分かるように、収入と比べて、まだ、住宅価格が高すぎることから、今後、1.0程度まで下落する必要があると考えられます。
歴史的に見て、住宅価格は、住宅の差し押さえがピークアウトするまでは、底打ちしません。
しかし、失業率が2010年の半ばまで、上昇すると考えられる事から、住宅の差し押さえも、2010年の後半まで、増加すると考えられます。
従って、住宅価格が底打ちするのは、早くても、2010年の末か、2011年に入ってからだと予想されます。
しかし、失業率が2010年の半ばまで、上昇すると考えられる事から、住宅の差し押さえも、2010年の後半まで、増加すると考えられます。
従って、住宅価格が底打ちするのは、早くても、2010年の末か、2011年に入ってからだと予想されます。
3番目のグラフは、米・財務省が金融機関に対して行ったストレステストで、前提としたケースシラー指数の予測シナリオです。
緑の線が基本シナリオで、青い線が悲観シナリオで、実際のケースシラー指数は、赤い線で表されています。