昨夜、発表された米国の2QのGDP成長率は、マイナス1%でした。
民間設備投資はマイナス8.9%、民間住宅投資はマイナス29.3%と、投資関連が大きく落ち込んでいます。
上の最初のグラフは、民間住宅投資がGDPに占める割合の推移です。
通常は、4-5%ですが、直近では、2%台まで落ち込んでいます。
二番目のグラフは、実質GDPの変化に対して、それぞれの投資がどの程度貢献しているかを表したものです。
青い線が非住宅構造物(商業用不動産など)投資、緑の線が設備及びソフトウェア投資、赤い線が住宅投資です。
青い線が非住宅構造物(商業用不動産など)投資、緑の線が設備及びソフトウェア投資、赤い線が住宅投資です。
拡大図は、上のリンクの三番目のグラフをクリックしてください。
直近の三年半の間、住宅投資のマイナスが、GDPを大きく押し下げていたことが分かります。
ただし、最近の新築/中古住宅販売や住宅着工の指標は、住宅投資の回復を示しており、3Q以降は、住宅投資がGDPのプラスに貢献すると予想されます。
ただし、最近の新築/中古住宅販売や住宅着工の指標は、住宅投資の回復を示しており、3Q以降は、住宅投資がGDPのプラスに貢献すると予想されます。
しかし、住宅の在庫水準の高さから、住宅投資の回復スピードは通常よりも遅く、GDPのプラスへの貢献も当初は小さいものになると考えられます。