一昨日の記事(2009/06 米・住宅着工 58.2万戸)でも述べたように、米国の6月の住宅着工は、二ヶ月連続の増加となり、一戸建て住宅の着工は、四ヶ月連続の増加になりました。
一戸建ての住宅着工は、四半期ベースでも、2009年のQ2には、2006年Q1以来、三年ぶりの増加に転じると思います。
既に、新築住宅販売は、安定化し、6四半期連続で、一戸建ての住宅着工を上回っている事から、住宅投資全体も、2009年のQ2に、底を打つ可能性が高くなってきました。
上のグラフは、1959年からの米国のGDPに占める一戸建て住宅投資の割合です。
50年間の平均で、一戸建て住宅投資は、GDPの2.35%を占めていましたが、2006年以降急落して、2009年のQ1では、僅か0.8%に過ぎませんでした。
50年間の平均で、一戸建て住宅投資は、GDPの2.35%を占めていましたが、2006年以降急落して、2009年のQ1では、僅か0.8%に過ぎませんでした。
米国の経済成長のエンジンの一つである住宅投資が、復調することによって、Q3の成長率の改善に寄与する可能性が高いと考えられます。
しかし、もう一方の成長のエンジンである個人消費の回復は、当面、望めない事に留意しておく必要があります。