米 住宅ローンが債務超過になっている家庭の比率

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上の図は、米政府系住宅ローン会社のフレディマックの顧客が住宅価格に対してどれだけのローン残高を持っているかを、年度毎に表したものです。

黄色がローン残高が住宅価格を上回っている顧客で、薄緑色がローン残高が住宅価格の90%~100%、橙色が80%~90%、灰色が70%~80%、緑色が60%~70%、青色が60%以下です。

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、三番目のグラフをクリックしてください。
Freddie Mac June Investor Presentation

2008年以降、住宅価格の下落によって、相対的に、住宅ローンの負担が重くなり、バランスシートが悪化していることが分かります。

フレディマックの発表では、6月時点で、顧客の17%が、ローン残高が住宅価格を上回っている債務超過の状態にあるということです。

フレディマックの顧客は信用度が高いので、米国全体の住宅ローン利用者においては、さらに、債務超過の比率が大きくなっていると考えられます。

39.5%と見積もっている人がいますが、CR氏は、「そこまで、大きくは無いだろう。」と言っています。

おそらく、20%台後半から30%台前半が、債務超過の比率として、可能性が高いと思われます。