注目される米国の新規失業保険申請者数

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上のグラフは、1971年からの米国の新規失業保険申請者数(週間)の四週移動平均の推移を表したグラフです。
出典は、以下のCR氏のブログです。
End of Recessions and Unemployment Claims

グラフでは、景気後退期が水色の帯で示されています。

グラフを見て分かるように、これまで、過去五回の景気後退期が終了する直前に、いずれも、新規失業保険申請者数(週間)がピークアウトしています。

もう、一つ重要な点は、過去二回の景気後退の終了後も新規失業保険申請者数(週間)が、一旦、下落した後に、高止まりしていることです。
これは、所謂、「ジョブレス・リカバー(雇用回復無き、景気回復)」と呼ばれるもので、今回も、同じような状況になるだろうと、CR氏も言っています。

このように、新規失業保険申請者数(週間)は、景気後退の終了を示す良い指標と言えます。

今回、新規失業保険申請者数(週間)が、2万人以上減少した場合は、50%の確率で、4万人以上減少した場合は、90%の確率で、景気後退の終了が間近であると考えられます。