大阪ガス 炭鉱排出のメタンガスを吸着、燃料化に成功

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大阪ガスが、炭鉱から排出されるメタンガスを活性炭に吸着・濃縮して、燃料として有効利用する技術の実証実験に成功しました。


これまで、炭鉱から排出されるメタンガスのうち、濃度が30%以上のものは、天然ガス燃料として利用されてきましたが、低濃度のものは利用が難しく、爆発の危険性もあるために、大気中に排出されてきました。

しかし、メタンガスは、二酸化炭素の12倍の温暖化効果があると言われ、炭鉱から排出されるメタンガスによる地球温暖化への影響が懸念されてきました。

今回、大阪ガスは、中国遼寧省の炭鉱で現地企業などと共同研究を進め、21%の濃度を48%まで高めることに成功しました。メタンガスの回収と燃料化によって、地球温暖化防止と資源の有効利用という二つの利点があるために、今後の実用化が期待されます。

大阪ガスは技術ライセンスを中国の企業に売却し、売却先が商品化して中国やロシアの炭鉱向けに販売する計画だということです。(一部、共同通信より引用)

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地味なニュースですが、今後に期待が持てる技術です。
工程がシンプルで、特に、運用上で、大きな障害が見当たらないと思っています。