クボタ タイ東部のトラクター生産工場で量産開始

イメージ 1

タイ東部のチョンブリ県で建設していたクボタのトラクター生産工場が完成して、3月から量産を開始しました。


年間の生産能力は2万5,000台で、30馬力と36馬力の2モデルを生産し、タイ国内で発売します。
また、周辺国への輸出も計画しています。

タイは、インドネシアベトナムに次ぐ東南アジア第3位の米生産国であり、その生産量は日本の2倍強を誇っています。しかし、都市化の進展などにより農業人口は90年代の2,000万人前後から2004年には1,363万人と大幅に減少しています。

タイの所得水準の向上や機械メーカーの魅力的な金融プログラムの提供によって、トラクターの新車需要が急拡大しています。

一方、タイと同様に今後の需要拡大が期待される中国では、賃刈業者向けのコンバインが中心です。
賃刈業者とは4月から11月の間、収穫時期の早い中国南部を皮切りに、北上しながら中国各地で刈取を請け負う専門業者のことで、賃刈業者のコンバインは年間稼働時間が1,000時間を越えるともいわれ(日本は100時間程度)、極めて過酷な条件下で使用されています。

このため、コンバインは高性能・高耐久性が最も重要な評価ポイントとなっており、品質面で大きな優位性を持つ日本メーカーが高い市場占有率を誇っています。(下記レポートより引用)