欧州の
天然ガスの生産は、昨年、ピークを打って、今後、大きく輸入に依存することになります。
英国は、今年の2月にも、
天然ガスの在庫が底を打つ危険性があります。
2.欧州の生産国は、
ノルウェー、イギリス、オランダである。
ノルウェーは、増産を計画中だが、政治的な保護要請から、130BCMを上限としている。イギリスとオランダは既にピークを打って、減退している。
4.ロシアは、
天然ガスの輸出を続けると言っているが、主要三ガス田(Yamburg, Urengoy and Medvezhye)は、既に減退に入っている。
5.
アルジェリア、エジプト、
リビアは、生産を拡大する予定だが、国内消費が大きく伸びているために、輸出余力が減少し、2015年がピークと予想されている。
6.
OECD欧州の輸入量は、現在の197BCMから、2020年には、442BCMに拡大する見込みだが、この増加分に相当する輸出余力の有る国は無い。