深センでの抗議デモから日米の長期金利の上昇まで(追記)

ドラさんが、深センでの政府に対する抗議デモの様子をブログにアップしていた。↓

http://blog.livedoor.jp/q1w2e3hk/

世界的な景気後退の影響で、中国の輸出企業が集中している深センや東莞において、企業がバタバタと倒産し、失業者が急増しているという証拠の写真だろう。

昨日、中国人民銀行は、政策金利を、大幅に1.08ポイント下げて、5.58%にすると発表した。↓

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1126&f=business_1126_043.shtml

貸し出しを増やして、景気を刺激して、上のような失業に起因する騒乱が全国に広がるのを抑えるのが目的だろう。

CR氏も中国利下げのニュースを報じているが、中国がドル資産への投資を控えたときに、米国の金利が上昇することを案じている。↓

http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/11/slowdown-in-china_26.html

もし、米国の長期金利が上昇すれば、供連れで、日本の長期金利が上昇する。

日本政府は、長期金利のアンカーとなっていたプライマリーバランスの維持という政策目標を撤廃すると言っている。↓

http://jp.reuters.com/article/politicsNews/idJPJAPAN-35106720081126

米国政府は、長期金利のアンカー役に、インフレファイターのポール・ボルカー元FRM議長を起用した。↓

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35114220081126