2008年米国大統領選挙の総括

かんべえさんの2008年米国大統領選挙の総括です。↓

http://tameike.net/pdfs8/tame405.PDF

重要な点は、以下の引用箇所だと思います。

引用開始→

察するに今回の選挙結果は、「反ブッシュ・脱共和党」のトレンドが原因であって、リ
ベラル勢力が盛り上がったわけではない。現に民主党員だと名乗る人は37%いても、自分
がリベラルだと思っている有権者は22%しかいない。
民主党が大統領、議会選挙の双方で大勝利を収めたことから、「新ニューディール」的な
政策を予測する向きが少なくない。しかし、仮に次期政権が「大きな政府」「規制強化」「保
護貿易主義」などの、伝統的な民主党の方針を目指すとしたら、それは民意に反している
ということになるだろう。

また、みずからを「保守」と規定する有権者のうち、2 割がオバマに投票したという事
実も重い。選挙戦を通じて明らかになったのは、オバマという人物が沈着冷静さ、現実主
義、慎重な意思決定、知性への敬意といった「穏健派保守」の美徳を備えていることだっ
た。このことは、彼の大きな政治的資産といえるだろう。

←引用終了

オバマ保護貿易的な経済政策を摂るかどうが、今後、最も注目されると思います。