サウジアラムコ アジア向けの原油出荷量を拡大

サウジアラムコは、過去一年間、日本などアジア向けの原油出荷量を、契約量から1割程度、減らしていましたが、2007年11月積み分は、一年ぶりに、契約量どおりに出荷すると通告しています。このことから、原油価格高騰を受けて、サウジが原油生産量を拡大している可能性があります。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR200710110055.html

このような、年末の暖房油需要期を前にした、産油国による早めの原油供給量の拡大は、年末にかけての原油需給を緩和し、2008年に入ると価格が下落に転じることが予想されます。ガソリン需要が高まる直前の2008年6月には、1バレル60ドル台前半から50ドル台を付けることもありうると考えています。