この時、景気後退入りの3年前の1945年11月から景気後退入り直前の1948年11月までの3ヶ月既発債の平均利回りは、0.6%でした。
米国債3ヶ月既発債と同新発債の過去の利回り差の分布を調べると、既発債が0.6%の場合、新発債との利回り差は、殆どゼロでした。
上のグラフを見て分かるように、1948年12月から始まる米国の景気後退に対して、イールドカーブの逆転は、発生していません。
さらに、上のグラフで特徴的なのは、1945年11月から1945年7月にかけて、ほぼ、横に一直線となっていることです。
次回は、さらに、時代を遡って、1945年3月から始まる米国の景気後退について、同様の分析を行ってみたいと思います。