この時、景気後退入りの3年前の1951年8月から景気後退入り直前の1953年7月までの3ヶ月既発債の平均利回りは、1.8%でした。
米国債3ヶ月既発債と同新発債の過去の利回り差の分布を調べると、既発債が1.8%の場合、新発債は、それよりも、0.04%低く出ます。
上のグラフを見て分かるように、1953年8月から始まる米国の景気後退に対して、イールドカーブの逆転は、発生していません。
次回は、さらに、時代を遡って、1948年12月から始まる米国の景気後退について、同様の分析を行ってみたいと思います。