この時、景気後退入りの3年前の1954年8月から景気後退入り直前の1957年8月までの3ヶ月既発債の平均利回りは、2.2%でした。
米国債3ヶ月既発債と同新発債の過去の利回り差の分布を調べると、既発債が2.2%の場合、新発債は、0.05%低く出ます。
上のグラフを見て分かるように、1957年9月から始まる米国の景気後退に対して、イールドカーブの逆転は、発生していません。
次回は、さらに、時代を遡って、1953年8月から始まる米国の景気後退について、同様の分析を行ってみたいと思います。