2015/3 世界のコーン需給 在庫率 19.0% ▼

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米・農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2015年3月報告)によると、2014/15年度の期末在庫率は、19.0%となりました。
前月比0.4ポイントの低下です。


上のグラフは、1960年からの世界のトウモロコシの期末在庫率の推移です。
注)
点線は、全期間の期末在庫率の平均値です。

生産量:989.66(+0.01%)
消費量:976.52(+2.5%)
需給バランス:△13.14
期末在庫量:185.28(+7.6%)
期末在庫率:19.0%(+0.9ポイント)
単位:百万トン
需給バランス:△供給超過、▲供給不足
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【需給】
生産量は、ブラジル、アルゼンチンで作付面積減少、南アフリカでは2015 年2 月の受粉期に西部及び中央部産地で高温・乾燥に見舞われたことにより減少するものの、EU で2014 年7 月の豊富な降雨量と生育に適した気温、米国で記録的な高単収により増加すること等から、世界全体では史上最高となる見込み。また、消費量も米国、中国、EU 等で増加することから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
なお、アルゼンチンは、受粉/結実期を迎えた地域で十分な土壌水分に恵まれ、前月より上方修正。

【価格】
2015年1月以降、南米の豊作見込み等からやや値を下げ、現在は3ドル/bu台後半で推移。