2014/8 商品騰落レシオ -4% ▼

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世界銀行の商品価格データから求めた、2014年8月の商品騰落レシオは、-4%となりました。
前月比7ポイントの減少です。

注)
商品騰落レシオとは、世界銀行が収集、公表している国際商品の価格の前年同月比を求めて、それが
プラスの商品数が全体に占める割合から、50ポイント引いた値です。

商品騰落レシオ = ( 商品価格の前年同月比がプラスの商品数 ÷ 全体の商品数 )×100% - 50%

即ち、全ての商品の価格が前年同月比で、プラスになれば、商品騰落レシオは、+50%となり、反対に、全ての商品の価格が前年同月比で、マイナスになれば、-50%となります。

現時点で、世界銀行が収集・公表している商品価格データの数は、74種類となっています。


上の最初のグラフは、1961年1月からの商品騰落レシオの推移です。

上の二番目のグラフは、2004年1月からの商品騰落レシオの推移です。

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例えば、商品騰落レシオが、40%を超えている場合、需給を無視して、商品が買われ、過熱感が高い状態にあると言えます。
このような状況では、自動車走行マイル数などを見て、実需の減少が観測されれば、価格の下落が近いことが察知出来ます。