1968年~1977年の米国債イールドカーブ

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上のグラフは、1968年1月2日から1977年12月30日までの、米国債イールドカーブの推移です。


【データ源泉】

米国債イールドカーブ = 10年物米国債利回り - 3ヶ月物米国債利回り

・10年物米国債利回りは、米国債市場の利回りを取得。FRB Selected Interest Rates (Daily) - H.15

・3ヶ月物米国債利回りは、既発債市場の残存期間3ヶ月の利回りを取得。3-Month Treasury Bill: Secondary Market Rate (DTB3)

・ノイズを除去するために、米国債イールドカーブは、90日移動平均を取得。

【分析】

・この期間中、イールドカーブは、2回にわたって、マイナスを付けていた。

・1回目は、1969年8月~1970年3月に、米国債イールドカーブが、マイナスを付け、その後の景気後退を示唆していた。

・最初にイールドカーブがマイナスを付けてから、4か月後の1969年12月~1970年11月に米国は、景気後退に陥っていた。

・2回目は、1973年7月~1974年12月に、米国債イールドカーブが、マイナスを付け、その後の景気後退を示唆していた。

・2回目にイールドカーブがマイナスを付けてから、5か月後の1973年12月~1975年3月に米国は、景気後退に陥っていた。

・この期間中のイールドカーブは、景気後退の先行指標として、良く機能していたと考えられる。