宇宙空間から見たバッケン・シェール油田のガスフレアリング

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上の最初の画像は、夜の時間帯に米国を撮影したNASAの衛星画像です。

米国で、夜間に明るい地域が黄色で表されています。

赤丸で囲われた三つの地点は、西側から、バッケン・シェール油田、ミネアポリスセントポール両市、シカゴ市を示しています。

すなわち、バッケン・シェール油田は、ミネアポリスセントポール両市やシカゴ市の夜間照明と同じ程度の明るさがあることを示しています。

その原因は、バッケン・シェール油田から噴出する随伴ガス(主にメタンガス)を燃やして処理するガスフレアリングの明かりです。

上の二番目の画像は、一般的なガスフレアリングの写真です(ニューヨーク・タイムズ紙)。左側に石油を掘削するオイルドラムがあって、右側で随伴ガスを燃やしています。

米国では、シェールオイルの生産の増加に伴い、ガスフレアリングも急増しており、二酸化炭素の排出量の増加や貴重な化石燃料の無駄遣いなどの問題を指摘する声が、日増しに大きくなっています。